先月、不動産キャリアパーソンの資格試験を受けました。

まったく取得する意思はなかったのですが、不動産の業者登録を
行うと、ほぼ自動で申し込みとなるようです。
申込後、テキストと手引き書が送られてきます（全490ページ）。

講義は、インターネット動画で約16時間分を聴き、1年以内に受験する必要があります。
この資格は、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会が主催し、
不動産取引の実務に重点を置いた資格であり、国家資格ではありません。

試験時間は60分で4択問題。パソコンで解答し、試験会場で合否が分かります。
全40問のうち、7割の28問以上の正解で合格。

講義はすべて聴きましたが、テキストは使用しませんでした。
宅地建物取引士が合格レベルにあり、既に社会人であれば、容易に取得できます。

受験料は宅建協会会員等であれば8,000円。
それ以外は12,000円。（※ともに税別。）

これから不動産実務に係る人、宅建の資格の準備運動をしたい人、
不動産に興味がある人などは、腕試しとして良いかも知れません。
この資格には、有効期限や更新はありません。

試験（講義）内容は下記のとおり。
入門編テキスト（全148ページ）
［第1編］不動産キャリアパーソンとしての大切な心構え
第1章　社会的使命とコンプライアンス
第2章　不動産基礎知識
第3章　不動産取引実務
実務演習　仮想物件の売却相談、受付、面接聞取り業務

実践編テキスト（全342ページ）
［第2編］物件調査・価格査定
第1章　物件調査の目的、方法
第2章　道路
第3章　法令制限
第4章　権利関係
第5章　供給処理施設
第6章　物件実査
実務演習　仮想物件の調査シート
第7章　価格査定の目的
第8章　価格査定の方法
実務演習　仮想物件の価格査定

［第3編］不動産広告
第1章　不動産広告への規制の概要
第2章　表示すべき事項
第3章　表示の基準
第4章　禁止事項、広告開始時期の制限
実務演習　仮想物件における不動産広告作成上の注意点

［第4編］資金計画
第1章　資金計画の基礎知識
第2章　住宅ローンの基礎知識
実務演習　仮想物件に関する住宅ローン借入れのシミュレーション

［第5編］契約の基本
第1章　契約に関する基礎知識
第2章　売買契約に関する業務の流れ
第3章　売買契約書の記載方法及び契約条項の解説

［第6編］その他知識
第1章　賃貸借契約締結手続き
第2章　賃貸借契約書の内容
第3章　賃貸不動産の管理
第4章　リフォームの基礎知識
第5章　災害等への対応に備えた基礎知識（災害への備え、地盤、建物）