14日(金)の大雪の中、打合せ時間を早めてもらい、
車で1時間ほどの顧問先へ向かいました。
予定どおり打合せを終え、帰ろうとしたとき、
「 ピンポーン! 」
とチャイムがけたたましく鳴り、チャイムの相手は、
血相を変えた運送会社のドライバーでした。
顧問先の事務所は高台にあり、スロープを登りきったところに駐車場がありました。
そこへトラックがあがろうとした際、後輪が空回りし、立ち往生したようでした。
私はその日、スタッドレスを履かせていましたが、ドライバーに聞いてみると、
自分のとこの会社はケチなので、チェーンもスタッドレスもなく、
ノーマルタイヤ、とのことでした。
トラックがそのままでいる限り私も帰宅できませんし、冗談交じりに
「今日、泊まっていく?」
と社長に聞かれましたが、枕がかわると眠れない性格なので、
雪と格闘することを選択しました。
ドライバーと社長と私の三人で(※社員は既に帰宅済。)、
スコップやスプリンクラー、ホースなどあらゆるツールを手に、
鬼の形相で、必死で雪かきをしました。
30分くらいでようやくトラックも動かすことができ、
私は駐車場から逃げるようにアクセルを踏み込みました。
が!そこからが地獄でした。
なるべく大きい道を選びながら走りましたが、
通常、1時間くらいの道のりが3時間以上、かかりました。
ノロノロ運転の大渋滞で、途中途中、ハザードや三角板などを示しながら、
道路のど真ん中で停車している車を数台見かけました。
やっとの思いで無事帰宅しました。
そして次の日は、かなりの積雪でしたので、デスクワークの予定を急遽変更し、
電卓とPCをスコップと長靴に履き替え、2日連続で雪かきをしました。
このあいだの日曜日も仕事前に、雪かきから入りました。
雪かきは気の遠くなるような作業ですが、アイスバーンになってしまったら厄介ですし、
自分のところの前で、事故でもあったら嫌なので、
安田善次郎の人生哲学「積土成山(せきどせいざん)」ではありませんが、
小さなものを積み上げれば大きなものになるんだ、と自分に言い聞かせながら挑みました。
雪かきは、2時間くらいしたのですが、本気でやると汗だくになります。
あまりに力を入れすぎたせいか、スコップが1本折れてしまいました。
結局、やり始めたら止まらなくなり、他の道路も時間と体力の許す限り、続けました。
今年のバレンタインは、ツイテナイな~、と思いましたが、
そういえばと、先日、顧問先の方からいただいたチョコを食べたところ、
とても美味しかったのが唯一にして最大のhappyでした。
こういうバレンタインもたまにはいいかも!?
と一瞬だけ思いましたが、いやいや今回だけにして欲しい、
と切に願うばかりでございます。