コラム

「新たに取得したい」資格ランキング

12月は年末調整業務、1月は法定調書&償却資産税
&個人住民税の届出業務、そして2月と3月は確定申告業務と、
一般的には12月から3月まで、通常業務にプラスして
これらの業務が発生します。

よって、同じ業界にいて、「趣味はウィンタースポーツです。」
という人に、お目にかかったことがありません。

なおかつ、この時期でも顧問先の税務調査は入りしますし、
最近は相続のご相談やご依頼が増加傾向にあります。

個人としては、2014年は宅建の試験勉強と並行して、約1年間、
ビジネススクールの講座を受講しており、
その最終レポートの提出期限が、12月31日でした。

こちらも宅建同様、年末ギリギリではありましたが、
無事、合格することができました。
嬉しさより、ホッとしているのが正直なところです。

宅建は資格試験のため、合格することが第一でした。
試験勉強というものは往々にして、終った瞬間、忘れがちです。
勉強方法は暗記中心で、理解や解答までのプロセスを
辿るものではないからだと思います。

かたやビジネススクールの勉強は、資格試験とは180度異なり
合格することや、正解を出すことが目的ではなく、
自分で情報を抽出し、自分なりの答えを見つけていく、
というかなり労力のいるものでした。

例えば、ある課題では、某上場会社から提携の提案を受けた時に、
その提案にのるべきか否か、というものがあります。

具体的には、10年分以上の某上場会社の有価証券報告書を取得し、
EXCELに落とし込んで企業分析を行い、また、
その業界の指標を収集して市場分析を行い、最終的に判断を示し、
その判断の裏付けとなる考え方をパワーポイント数十枚まとめる作業です。

勉強といより、実践的な考え方や技術を習得することを目的としています。
その考え方を身に着けることで、様々な問題に応用させていくことができます。

仕事の実務につくだけでは、成長に限界があるため、
自分の知見を広げる意味でも、座学(勉強)と実学(実務)
その両輪は欠かせません。

また年明け早々、丸2日間、宅建の実務講習を受けました。
宅建は合格すれば終りでなく、実務経験のない人は、実務講習を受け、
最後に実務試験に合格しなければ、宅地建物取引主任者登録ができません。

2日間の講習にあたり、事前に3時間の講義DVDを聴き、
60問のテストを解いておく必要がありました。

正月休みは、体を休めることに徹しましたが、
これらの勉強を2015年の準備としてやっていました。

昨年の12月は、顧問先や取引先からお誘いいただいた忘年会には、
できる限り出席させていただき、3ヶ月分くらいのアルコールを
摂取したため、正月休み中は、非アルコール主義を掲げ、
ミネラルウォーターと牛乳で水分補給をしました。

この時期は風邪を引くことができないため、
体調管理にはいつも以上に気を使います。

今年は周囲で、インフルエンザに罹った人の声を多く聞きます。
インフルエンザの予防接種は受けましたが、今年の予防接種は
効果がないと聞くので、特に気をつけたいと思います。

2015年は独立して10年目の節目の年です。
しかし、いつもと変わらず、コツコツと
積み重ねていくつもりです。
本年もよろしくお願い申し上げます。

“,12月、1月、2月、3月と,,publish,closed,closed,,20150113,,,2015/1/13 22:05,0000-00-00 00:00:00,,,,,post,,
254,1,2015/1/18 22:21,0000-00-00 00:00:00,

2015年(平成27年)1月13日(火曜日)の日本経済新聞に、
取得したいビジネス関連資格ランキングが載っていました。

これは、日本経済新聞社と日経HRが共同で、
ビジネスパーソンを対象にしたアンケート。

今後取得したい資格について、86.2%の人が
勉強したい、勉強を始めている分野がある」と回答しました。

資格取得の目的トップ3は、下記のとおり。
1.「自分の知識・スキルの客観的な証明になるから」(37.9%)
2.「将来のキャリアアップのため」(29.3%)
3.「体系的な知識やスキルが身につくから」(14.4%)

ファイル

上位3つを独占したのは、やはり英語でした。
TOEICの点数を入社や転職、昇進の基準にしいる企業は、
上場企業を中心にありますが、今後さらに増えることがうかがえます。

4位は宅建でした。「士業」では(※宅建も4月から士業ですが…)、
6位に中小企業診断士、7位に社会保険労務士、10位に行政書士。

私の知合いの金融機関では、中小企業診断士に合格すると、
ボーナス100万円が出るそうですが、勉強する素振りを見せないところを見ると、
陰で猛勉強しているのか、100万円では動かない男なのか、
そのどちらかなのだと思います。

因みに、日本の主要企業で取得が奨励されている資格ベスト3は、次のとおり。
1.宅地建物取引主任者
2.社会保険労務士
3.中小企業診断士

また、最近、特に人気を集めている資格が14位の
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)だそうです。

アンケート対象者を、ビジネスパーソンに絞っているため、
仕事を辞めてというより、仕事を続けながら勉強することを
前提にしているので、ランキングそのものが特徴的です。

そして逆に、「勉強したくない・勉強していない
と答えた人の理由の7割近くが、次の2つでした。
1.「勉強する時間がないため」(40%)
2.「仕事との両立が難しい」(28.9%)

働きながら勉強するうえでの最大の壁は、「時間」。
その一言に尽きると思います。

私が凝縮された高密度の合格ノウハウを持っている専門学校を
利用せず、宅建を独学で受験した最大にして唯一の理由は、
「時間がないから」です。

通ったり、又はDVDで学習したりすること自体の時間すらないと割り切り、
インプット2、アウトプット8、の感覚で、テキストを読んでは、
とにかく問題を解きまくりました。

問題を解く行為は、専門学校を利用していても、していなくても、
自分ひとりでやる行為です。限りある時間をそこに充てました。
ドラッカーの「選択と集中」です。

この記事を読んでいて、ふと、1年くらいで辞めさせられた
高校時代の先生の言葉を思い出しました。

社会に出たら頑張っても、頑張っただけの評価なんて、まず得られない。
しかし、勉強は違う!
やったらやっただけ自分に返ってくる!正当に評価される。とてもフェアだ!
勉強は決して君を裏切らない。勉強頑張れ。

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