先日、行政書士の菅野さんが監督した映画「あいときぼうのまち」
をテアトル新宿で鑑賞してきました。
2014年6月21日(土)からのテアトル新宿での上映は、これで
ひとまず終了となり、これから全国各地の劇場で上映され、
興行成績次第で、また、テアトル新宿に戻って来るそうです。
私は既に試写会で一度、観ていましたが、公開後に再度観たく、
菅野さんへ事前連絡のうえ、最終日のこの日に行ってきました。
1人で行くのもなんなんで、漫画家の幸さんを誘いました。
やはり映画を観るならば、1人よりも、新進気鋭の創作家と観た方が、
見終わったあとの映画談議も、より盛り上がるのではないか?と考えたからです。
彼と映画を観るのは、「アバター」以来なので、5年ぶりでした。
劇場に着いて驚いたのは、最終日だったからか、ほぼ満席でした。
そして上映後は、菅野監督をはじめ、主要キャストのトークイベントがありました。
私は、この映画を観る前に、原発やエネルギー問題に関する書籍等を数冊、読みました。
この映画の意味の1つに、東日本大震災を風化させない、というのがあると思います。
小泉元首相のインタビューが印象に残っています。
重要な問題は、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、
後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ。
正直、原発問題に関して、大多数は「よくわからない」か、
「どっちでもいい」という意見ではないでしょうか?
原発についてまず大事なのは、「正」か「否」かという問題だけではなく、
エネルギー問題を1人1人が身近なものとして関心を持つことだと思います。
震災の傷跡や、起こった事実を変えることはできませんが、
そこから学んでいくことで、震災が起きた意味は、
変えていけると私は信じています。
PS:一般の人から、上映費用などを募るクラウドファウンディングというものをやっているそうです。
(菅野さんより)
https://motion-gallery.net/projects/aitokibo