コラム

2級合格

先月、空手の昇級審査があり、進級し2級となりました。
帯の色は、変わらず、茶色のままです。

次回の審査で、「1」上がると1級となり、昇段審査を受けられ、それをクリアすると、初段(=黒帯)です。
2015年9月に始めた当初は、「黒帯」を1つの目標としていたので、だいぶ近づいて来ました。

体を動かすことは、心身ともにリフレッシュでき、集中力が高まります。
礼儀正しくなりました(当社比)
稽古が少しハード過ぎる?という点はありますが、健康な状態をキープすることはとても重要です。
以前は意識することなく、健康を維持できていましたが、年々、とても気を使うようになりました。

「木こりのジレンマ」という話があります。
ボロボロの刃で、忙しく木を切っている木こりに、旅人が声をかけます。
「そんな刃ではうまく切れないから、刃を研いだらどうか?」
木こりは答えます。
「忙しくて、刃を研いでいる暇なんてないんだよ。」

独立当初は、鼻息荒く、若かったこともあり、無我夢中で、
すべての時間を仕事に投下する意気込みでやっていました。

しかし、仕事は短期決戦ではないので、ある程度の効率を考えないといずれ限界がきます。
刃を研ぐことの1つが、体調管理だと思っています。
稽古は常に自分との戦いであり、そして仕事と相通ずるところがあります。

日経新聞を電子版にしてから、私の履歴書復刻版を読んでいます。
本田宗一郎の回でこんな一節がありました。

「ヤリの名人は突くより、引くときのスピードが大切である。
でないと次の敵に対する万全の構えができない。
景気調整でもメンツにこだわるから機敏な措置がとりにくいのだ。
どんづまりになってやむをえず方向転換するのではおそすぎる。」

空手も同じです。
「突く手」より「引く手(=引き手)」が大事とよく言われます。
引き手がうまい人は、上達が早い。

頭をからっぽにして運動をしていますが、仕事へのヒントがあったりします。

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