コラム

古希祝い

確定申告並びに年度末である3月を終えました。
4月になってようやく、今年1年を見渡せる余裕が生まれます。

現在、束の間のひとときですが、5月に入ると3月決算法人の
申告時期となり、繁忙期へ再突入です。

このひとときを有効に使いたい、と考えました。
私の両親は、健在であり、父は今年、古希を迎えます。

よく、老いると丸くなると言われますが、父は逆で、
年々、頑固さが増しているように感じていました。

そして、外資系生保の友人に、「犬を飼えば解決する。」
と言われたことを思い出しました。

その彼の父親も同じような状況で、犬を買い与えたところ、
優しさ度がアップしたという話でした。

注意点としては、本人に犬飼う?と聞くと120%の確率で、
「飼わないよ。誰が世話するんだ?」となるので、
事前相談なしに、犬を買ってきてプレゼントすればいい。
さすがに、返して来いとまでは言わない、という提案でした。

私は以前、高齢者の最大の敵は『孤独』という記事を
読んだことがあり、その話を聞いた時、点と点が線で繋がり、
頭の中でカチン!とハマった音がしました。

さっそく犬を飼っているみなさんに、ヒアリングしてみました。
犬を飼われている人が、予想以上に多いことに驚きました。

犬を飼って人生が変わった。
周囲に優しくなったと言われた。
親が死んだ時、涙は出なかったが、飼っている犬が死んだときは、
涙が止まらず、数日、極度のペットロスに襲われた。
などなど、種々様々なエピソードを聞かせてもらいました。

これしかない!と、自信が確信に変わり、次はネットリサーチです。
実家は、猫を20年以上飼っていた経験があり、
ペットを飼うこと自体は、問題がないはずです。

しかし、犬は猫と違い、吠えたり、性格や行動習慣も異なるようなので、
「(1)飼いやすく、(2)吠えず、(3)毛が抜けない子犬」
の3つをキーワードに、物色していきました。

調べるうちに、ブリーダーという存在を知りました。
日本ではペットショップで犬を飼うのが一般的ですが、
海外ではブリーダーから飼うのがメジャーであることを知りました。

飼いたい犬は、シーズーとトイプードルに絞りました。
日本でも有数の、数々の賞を受賞している、
新井原博ブリーダーから飼うことに決めました。

ブリーダーの方と、事前に電話やメールなどで何度か連絡をとらせていただき、
引きとりに行った当日は、飼い方など、約1時間前後、指導を受けました。

何か分からないことがあったら、24時間いつでも、電話をください、
という話にいたく感動し、しっかりと愛情を持って育てていってもらわねば、
という熱い想いが込み上げてきました。
犬小屋からペットフード、トイレ、ペットシーツなど、付随品一式も購入させていただきました。

その日は遅かったので、次の日、父に「はい!古希のお祝い!」と、
飼い方のマニュアルを添えて、子犬をプレゼントしました。

「余計なものを~~…。」、とゴニョゴニョ言っていましたが、あとで母に聞いたところ、
自分のお腹のうえに乗せ、ずっと話しかけていたそうです。
結局、シーズーにしました。

ファイル

以前、税務署の人から聞いた話を思い出しました。
確定申告で医療費控除を受ける際に、ペットの医療費を入れてきた人がいたそうです。

「医療費控除の対象となるのは、家族の分だけですよ。」と説明したところ、
「うちのペットは家族なんです!」と強引にねじ込んでこようとしたそうです。
ペットの医療費は、医療費控除の対象とはなりませんので、ご注意ください。

また、今、ペット保険が人気だそうです。
私が間接的に投資しているアイペットという会社がありますが、
こちらは、上場の噂も出ているので、こちらも違う意味で楽しみです。

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