仕事柄、数字比較を行ううえで、加工し活用することが多いため、年収や売上、単価など興味がある数字のサンプル集めに、日々精進しております。
上場企業の売上や平均年収、また全国平均などの数値は、有価証券報告書や官公庁のデータで知ることはできますが、中小企業や個人事業主の公表値は、あることにはありますが、原則、非公開が多いため、サンプル数が少なく、実感とかけ離れていることも少なくありません。
そこで、一例とはなりますが、本や講演などで見聞ききしたり、たとえばTVやニュース等で年収や売上を公開している情報を一サンプルとして、その都度、メモをしています。
ここで累積したメモのサワリを見てみたいと思います。
(※メモは、箇条書きにしており、統一性はなく、そして人間ですのでbluffもあるかも知れません。その辺を割り引いてお読みください。)
●売上・年収等
・ラーメン なんつっ亭 売上6億円
・ラーメン とみ田 売上6億5千万円(4店舗)、社長月収150万円(年収1,800万円)
・北村弁護士 弁護士報酬月200万円、TV出演料月200万(年収約4,800万円)
・銀座のブスママ石川香 売上6億円
・㈱グローバルダイニング(ラボエム,モンスーンetc…) 社長年収4,800万円
・美容室アース 売上180億円(215店舗)
・ガトーフェスタハラダ 2000年初年度ラスク売上8,400万円→2012年売上約160億円(約200倍)。
売上の90%がガトーラスク。ネット販売は売上の20~25%。
・“ビッグマミィ”こと美奈子さん ブログ月収約293万円
・辻ちゃん ブログ月収約510万円
●平均単価等
・サラリーマン平均飲み代3,475円
・スターバックス客単価約500円
・ドトールコーヒー客単価約345~350円
・ルノアール客単価約640円
・コメダ珈琲客単価約500円
●経済波及効果
・川越市の観光効果 133億円
・さいたま市のJリーグ効果 177億円(浦和レッズ127億円+大宮アルディージャ50億円)
・2020年東京オリンピック・パラリンピック 約3兆円
●失われる税金
・富裕層の4ヶ国(オーストラリア、カナダ、スイス、シンガポール)への海外移住による日本の税収減 391億5,300万円
最近読んでいて驚いた本がありました。
「昼メシは座って食べるな!」市村洋文 (著)
著者は、元野村證券のトップ営業マンで、4年間で2,000億円の預かり資産を集めて野村史上不滅の記録を打ち立て、最年少で支店長に抜擢されたそうです。
そして、もっとも驚いた記述が、以下の内容です。
「野村證券 支店長時代 年収2,500万円、使った自腹交際費2,000万円!!」
ここで、H24年度ベースの税率で、所得控除2,399,166円、奥さん(専業主婦)と子ども2人(年少扶養)と仮定し、可処分所得を計算してみました。
・税金等
給与収入2,500万円ですと、社保約160万円、所得税約500万円、住民税約195万円です。
・可処分所得
給与2,500万▲社保160万▲所得税500万▲195万円=可処分所得1,645万円
・手取りは赤字
可処分所得1,645万円▲自腹交際費2,000万円=▲355万の資金不足・・・さらに平均生活費▲400万~600万前後等々…。
これでは完全に資金ショートですので、おそらくこの時期、貯金を取り崩して生活されていたと思います。
「交際費」は、10年後に何倍にもなって戻ってくるそうなので、“ビジネスのため”に本当に生きるお金なら、ケチってはいけないそうです。
ちなみに、綾小路きみまろの好きな言葉は、「いただく・もらう・ただ」で、嫌いな言葉は、「あげる・おごる・おとす」だそうです。