コラム

30年後のニホンのミライ

先日、テレビで、ビジネスクリックという番組を見ました。
番組後半、(※)世界三大投資家の一人、ジム・ロジャーズ氏のインタビューがありました。
非常に示唆に富む内容でしたので、メモをとりました。
(※)世界三大投資家…ジョージ・ソロス、ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャーズ

(※以下、そのまとめです。)

*
アベノミクスは、日本にとって良いことではない。
短期的には、人々の気分を良くさせる政策だから、景気は上向くであろう。
しかし、物価上昇ほど所得は上がらないため、生活費の高まりから、
人々の不満は次第に高まっていくだろう。

*
金融政策だけで経済は良くならない。
日本は、世界一の債務国である。
30年後、つまり今の10歳の子どもが40歳になる頃、
日本は3つの問題に直面している。
1.膨れ上がった借金問題
2.人口減少
3.日本円の価値の減少
今、日本は衰退へのターニングポイント

*
自分が日本の首相だったら
1.国の「大胆」な支出のカット
2.移民の受け入れ

*
日本の若者は公務員になりたがる。
しかも、若者が働きたいと希望する当の政府は、
日本を救おうとせず、債務を膨らませている。
そういう国に、明るい未来はない。

*
投資で成功したかったら、哲学や歴史に学べ。
いつの時代も根本部分は同じで、新しいことは起こっていない。
過去に成功しえなかった政策は、時をおいてもうまくいった試しがない。
アベノミクスは、後で必ずツケがくる。

だいたいこのようなことを言っていました。
ジム・ロジャーズ氏は、10年間で3365%のリターンを得た実績を持つ、著名な投資家でありますが、
もちろんすべての予測を当ててきたわけではなく、ハズすこともありますし、これと反対の予測をする専門家もいます。

将来がどうなるかは、誰にもわかりませんが、いつの時代も、環境の変化に適応できた人が生き残っています。
固定概念に縛られず、常に頭を柔らかくし、気持ちだけでもいつもフレッシュで、吸収できる自分でいたいです。

マイベストプロ

アーカイブ一覧

PAGE TOP